「すぐやる人」は。

最近、日々のタスクとか英語の勉強とか
”はやくやらねば……!”という気持ちに反して
全然スピードが上がらないことに、焦燥感を覚えている私。

毎日あっという間に過ぎていき、何もアウトプットがないような気分です……。

そんな私が手に取った本。
『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』。(著:塚本亮)

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冒頭から、ものすごく響く内容。

成功している人、生産性の高い人は、「行動が早い」ということです。
つまり、最初の一歩が違うのです。最初の一歩をいかに早く踏み出すかが、結果を出すための鍵だということです。

すごくわかる…!
だからこそ、行動が遅い自分が嫌になってしまうのですが
そんな自分に、ザクザク刺さる内容が沢山ありました。

 

あとがきも含めると、51つの「習慣」が紹介されています。

章ごとにカテゴリーが分かれていて
 第1章 思考編
 第2章 自分を動かす編
 第3章 周囲を動かす編
 第4章 感情マネジメント編
 第5章 体調管理編
 第6章 時間・目標管理編
 第7章 行動編
で構成されています。

自分が特に苦手な分野から読むのもありかもですね。
(私は、全章足りてませんでした)

ん!?

本当に参考になるなあ……と、思いながら読んでいたのですが
途中から、あれ?デジャヴ?と感じる箇所が出てきて、
半分以上読んだ時、気付きました。

この本、読んだことあるじゃん……

そりゃあ、「わかるわかる!」って思うわけだ(笑)
一度読了して、実践しようとしたことがある内容が詰まっていたワケで。

初版が2017年とあったので、おそらく、その頃に読んでいたと思います。

よっぽどのお気に入り以外、本は定期的に整理(処分)してしまうのですが
2回も手元に来たこの本は、定期的に読み返すために、私の本棚に置くことしました。

ちょっとショックなのが、今回もザクザク刺さったということは
6年前から今日まで、私は「すぐやる人」の習慣が身についてなかった、ということで……

今度こそ「すぐやる人」の習慣を身につけたいっ!

「すぐやる人」になるために

特に刺さった内容を厳選してメモ。

すぐやる人はラクに自分を動かし、
やれない人は無理やり自分を動かそうとする

自分を責めることより、自分が自動的に動ける環境を作る方がよっぽど生産的ですね。
ピカソの名言「すべての成功の鍵は行動だ」。

すぐやる人は考えるために行動し、
やれない人は行動するために考える。

「考えることの重要性をわかっているからこそ、まずはアクションを起こすということです。本当に考えるために、行動しなければならない

心理学の観点からも、小さくても行動することで、何かしらのフィードバックが得られることが、強力なモチベーションを作るそうです。

 

すぐやる人はまず小さな石を動かそうとし、
やれない人は大きな石を動かそうとする。

この話は、自分の頭の中に残ってました。
「自転車を漕ぐことに似ています。最初からいきなり坂道の手前で自転車を聞ぎ始めるよりも、平坦な道で勢いをつけてから坂道を上るのとではどちらが楽でしょうか」

 

すぐやる人はマネすることをいとわず、
やれない人はオリジナルにこだわる。

「自転車は漕ぎ始めが一番大変」という話も。


そして、
以前読んだ時にはピンと来てなかったのですが、今回一番刺さったこと。

すぐやる人は人を楽しませ、
やれない人は正論を押し付ける。

ああ……。
最近悩んでいることにバチボコぶっささる。

違う本の話ですが、ふと『図書館戦争』の堂上教官の言葉を思い出しました。

「正論は正しい、だが正論を武器にする奴は正しくない。
お前が使っているのはどっちだ?」

このセリフ、最初聞いた時(学生時代)は全然ピンとこなかったんですよね。

 

20代の頃は正論マンだったけど、最近は出来るだけ口に出しません。
けど、口に出さないだけで、思考にはあるんですよね。それが悩み。
気持ちがザワザワするので、思考にも出てきてほしくないな、と思う今日この頃です。


けど。

「人は、正論では動かない」

何度も身をもって体験してます。


それでも、ふと正論を武器にしてしまうのは、
武器として得やすくて戦いやすいからなのかもしれません。

個人的な経験として(今のところ)、
正論を武器に戦っても得られるものってない気がしてます……。

 

表紙のはなし

ちなみに、表紙カバーは、新装された表紙と最初の表紙の2種類ありました。
新装のカバーを外すと見覚えある表紙が。

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この表紙は見たことあった。
時代に合わせて変更したそうです。

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おわりには、
「人や状況に追われて過ごしている時間」ではなく、
「自分の意思で動いている時間」を増やしていくことこそが、
人生を充実させるためには不可欠で、
そのために最強のメソッドは「すぐやる」こと

とありました。

今度こそ、本の内容を活かせますように。

ではでは。