裏・1年間のニュースパーソナリティの活動を振り返る【前編】

私は、2023年2月~2024年1月まで、voicy IT ビジネスニュースのニュースパーソナリティを担当していました。

最後の担当回で、「1年間のニュースパーソナリティの活動を振り返る」話をしたのですが、尺の都合でカットしたり、個人的すぎる内容を入れられなかったので、裏話的な内容を、(忘れないうちに)記事に残していきたいと思います。


とても長くなってしまったので、前後編で分けて記事にします。

 

↓最後の担当月の振り返り(表話)

ayapro.hatenablog.com

 

プレゼンスキルは向上したの?

このブログや放送の中でも触れていますが、私がニュースパーソナリティに応募した一番の理由は、募集要項に「プレゼンスキルの向上に役立つ」的な内容があったからです。
他にも、第7期の任期期間は仕事が落ち着ている時期、など細かい理由もありました。

で、肝心のプレゼンスキルですが……
向上したのか、わかりません(笑)

なぜなら。

この1年、仕事が落ち着いて、内容が少し変わった時期でした。
だからこそ、ニュースパーソナリティにも挑戦出来ました。

しかし、仕事が落ち着くことで、プレゼンをする機会が一気に減り、ほとんどしていません。
なので、どのくらいの影響を受けているか、今はわからないのです……!

今年の4月からは増えるかもしれませんが……。

 

 

プレゼンに苦手意識をもった時期から3年以上経っています。


ニュースパーソナリティの活動以外で取り組んできたことや、プレゼンスキル以外のスキルも上がっているはずなので、仮に以前より上手くできるようになっていても、何がどう作用した、とまでは分からないくらい時間が経ってしまいました。

勿論、ニュースパーソナリティの活動が要因の一つにはなると思いますが、どの程度の相関関係になるかは、もはや、分からないです。



ただ、プレゼンへの苦手意識は、一年前と比べて確実に減っています。
それは、準備に多大なコストがかかるのが、当たり前だと思えるようになったからです。


これまでは、プレゼンのために、どの程度の時間をかけるべきなのかを特に考えないまま、とりあえず締め切りに追われながら準備してきたことがほとんどでした。
おそらく私は、プレゼンにかかる準備の時間や必要な仕込みを、少なく見積もっていました。

 

ニュースパーソナリティの放送は、毎回、準備に時間が非常にかかりました。
自分が想定していた倍の時間と、倍以上の仕込みや準備をして、やっと自分的にギリギリ及第点の放送をすることが出来ました。

私は平均して、毎週木曜日の20時~26時に原稿作成+収録をしていました。
一時期は、TV asahi askのナレーターコースにも通っていました。

この経験を経て、スキル云々以前に、
「プレゼンとは、準備にもっと時間がかかるもの」という意識がなかったコトに気付きました。

自分にとってのプレゼンの準備にかかる最適時間をわかっていなかった。


私が、”プレゼンが上手な方”を思い浮かべた時に思いつくのが、スティーブ・ジョブズ氏です。

封筒からMac book airを取り出した回のプレゼンは、本当に強烈でした。


改めてスティーブ・ジョブズ氏のプレゼンを観ると
 聞き取りやすい声、
 一言一言の滑舌の良さ、
 理解のしやすい間、
 心地の良い緩急……

ナレータースクールで学んだ”基礎”が忠実に実行されていることに気付きました。

スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンは、これに加えて、構成力・ひきつける文章力・演出など、他の要素も絡んでいるのですが、
ナレーターとして身に付けるべき最低限のスキルが備わったプレゼンです。



さらに、スティーブ・ジョブズ氏は、5分のプレゼンに2日間もかけていたそうです。


私はスティーブ・ジョブズ氏のレベルのプレゼンをしたいと思っているわけではありません。
プレゼン前に胃が痛くなるような苦手意識を払拭したいと思っていた程度です。

しかし、スティージョブズ氏でさえ準備に2日かけているので、苦手意識がある自分の場合、もっと時間をかけても然るべきかもしれない、と思えるようになりました。


私は、ナレーションの基礎もまだまだですし、応用的な感情を込めて読んだり、演技っぽい振る舞いも上手くできません。

たった一年のニュースパーソナリティの経験でプレゼンが劇的に上手になるほど、私は器用ではありません。

 

なので、プレゼンが上手になりました!という報告は出来ないなのですが
私としては、想定していなかった学びが多く得られて、そちらの方が自分にとって、とても重要だったのかな、と思っています。

想定していなかった学びについては、【後編】の記事にまとめていきたいと思います。

ではでは。