『話9』と『聞9』

Voicyのニュースパーソナリティになる前から
伝え方や話し方に関心があった私。

本屋さんで目立つ位置にあり、気になったので購入。
『人は話し方が9割』
『人は聞き方が9割』
(著:永松茂久)

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最初『人は話し方が9割』のみを買って読んでいたのですが
「これは、続編の聞き方の方も読みたい!」
と思う内容だったので、後日買いに行きました。

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まず、『人は話し方が9割』について。
[はじめに]で、一気にこの本を読みたい!と思いました。

会話がうまくなる方法、それは「苦手な人との会話を避け、大好きな人と話す時間を増やす」。これだけです。

この一文、すごーく腑に落ちました。

上手く話せる人になりたいと、セミナー(研修)受けたり色々な本を読んできましたが、なかなか良い話し手にはなれませんでした。
けど、この一文はすごく衝撃的でした。

私は「苦手な人を含めて、いかに幅広い人と上手に話せるようになれるか」
ということを目標にして色々試行錯誤していたのですが
頑張りがしっくりこなくて、自分の中でうまく文章化出来ない何かが溜まってました。

そこに、この一文響いた感じです。

本文にも、腑に落ちる内容が盛りだくさん。


 第1章 人生は「話し方」で9割決まる
 第2章 「また会いたい」と思われる人の話し方
 第3章 人に嫌われない話し方
 第4章 人を動かす話し方

という構成で37個のコツが紹介されています。

個人的に、響くコツが沢山ありました。

 

話す力は「スキル」より「メンタル」

うまく話そうとするから話せなくなるのだ

苦手な人に、自分から話しかけるのはやめなさい

「嫌われない話し方」は、「好かれる話し方」以上に重要

話し上手な人は、余計なひと言を言わない

正論は「ストレート」ではなく「変化球」で伝える

等々。

 

 




そして、

話し方は聞き方が9割
「いかに話すか」より「いかに聞くか」

というコツ。
これは、もっと詳しく読みたいと思ったので、続編も手に取りました。
『人は聞き方が9割』

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最近、「聞き方」にもすごく関心が深かったので、とても参考になりました。

これまた[はじめに]で、心に沁みる一文が。

 

会話を上達させる一番のコツは、
「苦手な話し方を磨くことで、苦手な人との会話に使う時間を減らし、自分の大切な人の話を聞く時間を増やすこと」
ただこれだけです。

 

私は、自分の心になんとなくある考えを上手に言語化された文章を読むと
(沁みるなぁ……)となります。


構成は、『人は話し方が9割』と同じ感じでした。

 第1章 なぜ「聞く人」はうまくいくのか?
 第2章 人に好かれる人の聞き方
 第3章 嫌われない聞き方
 第4章 「また会いたい」と思われる人の聞き方

紹介されているコツは38個。

人はみな話したい生き物

コミュニケーションは、まずは「嫌われない」ことが先決

「私はここにいるよ」と誰もがみんな叫んでいる

等々。


第2章で「嫌われない聞き方」が9つ紹介されているのですが
これは繰り返し読んで自然にできるようになりたいな、と思いました。

とはいっても、
ほとんどが、元来出来てなかったけど
色々な経験で意識的にしようとしていた自分のスタイル、という感じでした。

これは、
私に限らず、
多くの方が社会人経験の中で、自然に学んで取り入れているスタイルなのか、
どこかで受けたセミナー(研修)で聞いて変えようと思ったスタイルなのか、
自分が、いつ、どうして、こういうスタイルに変えようと思ったかは覚えてないのですが、
とにかく、どんな方でも一度は経験していることに絡んだ内容(コツ)かな、と思います。



個人的に好きだったコツ。

聞き方は「スキル」よる「メンタル」
 話を聞けない原因は、スキルではなく心の在り方
 どんな立場の相手にも「敬意」を持って聞く
 「好奇心」を持って聞く

「話し方」も「聞き方」も上辺だけのスキルを磨いても(磨こうとしても)、
「なーんか違うなぁ」
とぼんやり思うことが多かったのですが、その答えの一つがありました。

 

 



『人は話し方が9割』の方は、2019年9月発売で
2022年2月には100万部突破したそう。

ありそうでなくて、たぶん、みんな知りたかった内容なので、納得。

ではでは。